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基礎控除48万円は令和2年から
令和になって1ヵ月が経過。
新天皇の初めての国賓としてトランプさん来日という明るい?話題はあったものの、某国会議員の北方領土に対する暴言と恥ずかしい行い、川崎市で起きた殺傷事件、元農水省事務次官による息子の殺害など暗いニュースが多かったですね。
私が愛するヤクルトスワローズもヤクルトアトムズ時代の1970年以来の16連敗。
米中の貿易戦争も本当に関税の掛け合いになってしまっているし、日経平均株価も2万円割れ寸前。統制経済と自由主義経済のそもそもの体制の違いが問題の根幹にあるとかで、収束できるのか心配です。
また、衆参同日選挙があるのかないのか。
「解散風は気まぐれ」と安部総理。衆議院の解散権があるのは総理のみ。気まぐれなトランプさんと上手に付き合える総理の胸の内は気まぐれなのか。
10月からの消費税10%の対応に事業者はずっと取り組んで来て、ようやく、対応のめどがたった時期なのに、消費税率を焦点に選挙をするなんて話もいまだに出てますね。この一カ月の間には結論が出るのでしょうが。
ところで、以前、所得税の基礎控除の額が38万円から
48万円
に10万円上がるという税制改正が報道されましたが、いつから適用になるかというと、今年ではなく、来年
令和2年分
からになります。現行の38万円の基礎控除は平成7年からですので実に25年振りの改正になります。
内容は、所得税・住民税の基礎控除額を一律10万円引き上げ、所得税48万円、住民税(現行33万円)が43万円になります。
これに所得要件も追加され、
合計所得金額2,400万円超2,500万円以下の個人は基礎控除額が減り、2,500万円超の個人は基礎控除の適用なし
という改正です。
平成30年分から、合計所得金額が1,000万円を超える方については、配偶者控除の適用がなくなっていましたが、合計所得2,500万円超の方は、さらに基礎控除もなくなるということで、税負担が増えます。
基礎控除10万円増額の見返りとして、給与所得控除と公的年金等控除が10万円減額されます。給与と年金両方ある場合は、片方からだけ10万円減額されるようです。 詳細は
こちら
他にも給与所得控除と公的年金等控除の見直しがされています。
梅雨入りが近いようです。何とか今月も健康で乗り切りましょう。
(2019.6.4)