田口伸五税理士事務所
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  • 新型コロナウィルスの脅威 

      中国の武漢市で発生した新型コロナウィルスによる肺炎。
      最初は、人から人への感染はなく、SARS(感染者8000人超、死亡者は774人)みたいにはならないという報道でしたが、一挙に感染が広がり、武漢市を中心として、昨日まで感染者10,000人超、死亡者は250人超、まだまだ、広がりそうですね。
     
       中国政府の海外への団体旅行禁止命令により、世界各国の観光地で中国人観光客のキャンセルが相次ぎ、世界的な株価の下落を招いています。
     世界の海外旅行者の10%が中国人で、しかも他の国の観光客よりも爆買いが多く、たとえ短期であってもその10%の観光客が減少したら、世界経済に与える影響は小さくないとテレビのワイドショウで解説されていました。 
       ワールドニュースを見ていたら、フランスのテレビ局が、昨年の中国人観光客の爆買いの映像を流し、今後、フランス経済に大きな影響を与えると報道していました。エッフェル塔やフランス料理、フランスは、もうずいぶん昔から観光立国だったのですよね(-_-;)
     世界経済に与える損害はSARSの時の3~4倍との報道もありました。
     
     日本に与える影響。昨年の訪日外国人の数は3100万人。そのうち、韓国人558万人、中国人959万人、合わせて1517万人(約49%)
    日本政府観光局jnto統計より)。
     すでに韓国からの訪日客は関係悪化で昨年8月以降、激減しているのに今回の新型肺炎で中国からの観光客が減ったら、大きな痛手ですね。
     中国人観光客の誘致に涙ぐましい努力を行っていた各観光地の皆さんがお気の毒です。

     それにしても、中国というところは、14億もの人たちが政府の方針に従順に従うのですから、凄い、というか怖い。
     その一方で、中国に残された人たち、特に武漢市に残された方々は、不安でしょうね。マスクもない、医者も足りないと、恐怖心から暴動が起きないか、ウイルスがさらにパワーアップしてしまわないか心配です。

     とはいえ、今回の中国政府の措置が有効に機能し、新型コロナウィルスを封じ込めることができるよう祈るばかりです。
     
     イギリスのEU離脱。本当に離脱してしまいましたね。世界はどうなるのだろう。

     もうすぐ節分。鬼(新型コロナウイルス)は外、福は内(^^)/

     

    医療費控除明細書

     所得税の確定申告が今月16日から始まります。税法では、2月16日から3月15日が確定申告期限と規定していますが、今年は3月15日が日曜日なので3月16日(月)までになります。
     還付申告については、2月16日以前でも提出できます。会社員の医療費控除等の還付申告は、国税庁のHPで簡単に作成できます。還付申告はお早めに!
     
     今年の申告で大きく変わったのは、源泉徴収票を申告書に添付しなくてよくなったことです。
     以前から電子申告の場合は源泉徴収票の内容を入力すれば、わざわざ書面の源泉徴収票を提出する必要はなかったのですが、それが、書面での提出の場合にも提出する必要がなくなっています。給与はもちろん年金の源泉徴収票も添付省略です。
     いい加減な数字を打ち込んで申告してもばれないのでは?という意見もあるでしょうが、マイナンバーの導入で不正のチェックは以前より厳しくなっているようです。
     それに、元々、税務行政は、申告納税制度という性善説を基本として成り立ってますので、いい加減な数字を打ち込んだいしないでくださいね(^^)/
     不正をしたら、手痛い罰則もあります。

     なお、税務署とか税理士会の作成会場を利用する場合には、入力するために源泉徴収票の持参が必要です。
     
     それから、平成29年分から導入された、医療費控除明細書の作成の経過措置の最終年度です。
     今年までは、領収書を添付して医療費の合計だけ記載しての申告も大丈夫ですが、来年からは、領収書の提出は必要ないけど、医療費控除明細書は作成しなければなりません。   
    (2020.2.1)
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