田口伸五税理士事務所
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  • 新型コロナウィルス対策 

     新型コロナ対策で、全国の小中高校が臨時休校となり、今日からほとんどの学校が休みとなりました。
      人が集まる大規模なイベントもその多くが自粛され、春の訪れを告げる野球のオープン戦や競馬が無観客試合、一部の映画館、ディズニーランドなども2週間の休園です。
      うちの事務所の近所のパチンコ屋さんとかは、何事もなかったように営業してますが(^^)/。
       また、朝夕の通勤ラッシュ対策として、テレワークや時差出勤をと言われています。
     しかし、物を作ったり、運んだり、工事をしたり、仕事の現場は、まだまだロボット対応ができず、テレワークはできません。
     時差通勤もどれぐらい効果があるのか。
     
       税理士業務は、テレワークでも十分できますけどね。(-_-)
      休校になると、給食センターで働いていた非常勤の方の収入もなくなるし、イベントの中止で収入が無くなる方もたくさん出てしまいます。
      こうした非正規雇用の方たちの収入をどう補償するのかなど、今後、様々な問題点がでてくるでしょうが、この2週間の対策が功を奏して、新型コロナ騒動が沈静化するといいですね。
      今回の対策が発表される前の2月25日に、厚生労働省にクラスター対策班が設置されました。

      クラスター(cluster)とはブドウなどの果実や花の房のことで、ブドウの粒のような個が連携した集合体の呼称(知恵蔵より)だそうで、ようするにクラスター対策班とは、集団感染対策班ということですね。日本語の方が分かりやすいのに(^^)/

      クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」については、海外メディアの一部が早くから、「ウイルス培養船」と呼んでいましたが、集団感染したブドウの房(クラスター)を大量に作ったという意味では、海外メディアの指摘どおりだったということになります。
      船籍がイギリスで運営会社が米国ということで、言わば治外法権だったとはいえ、何か対策があったはず。
      先週まで「桜を見る会の前夜祭」「総理の野次」「検察官の人事」を巡って国会が空転。
      大切な議論かもしれませんが、優先課題は、新型コロナ対策だったはず。
      クルーズ船の対応をはじめ、与野党で、きちんと新型コロナ対策を練るべきだったのにと多くの国民は怒っています。(たぶん)
      今回設置されたクラスター対策班が、映画ゴーストバスターズのように、新型コロナウイルスをやっつけてくれますようにと祈るばかりです。
     
      ところで、新型コロナウィルスを体内に抱えた中国人観光客は、昨年の年末から、すでに全世界を訪れており、観光地とされる国々ではすでに潜在感染者が数多くいるはず。
      イタリアよりも中国人観光客が多く訪れているフランスやアメリカなどでは、これから、感染者数が増えてしまいそうな気がします。
     この予感が外れるといいけど(>_<)
     
      アメリカの株価(ダウ平均)がこの一週間で3583ドル下落、日経平均も1500円下落。 どこまで下がるのか。
     
     世界経済は、そして日本経済はどうなるか、正念場の2週間です。

    確定申告期限の延長

      確定申告書の作成会場での感染を心配していたのですが、確定申告期限が、所得税、消費税、贈与税とも4月16日とされました。
      申告期限が全国一斉に延長されるというのは確定申告の制度が導入されて初めてのことです。
      振替納税については、従来は所得税が4月21日で、消費税が4月23日したが、申告期限自体の延期に伴って、振替納税の日も1か月伸びると思われます。
      是非この機会にテレワークではありませんが、たくさんの人が集まる申告書作成会場には行かずに、電子申告もしくは郵送で申告書を作成してください。
     
     
     
    (2020.2.29)
     
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