田口伸五税理士事務所
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  • 新型コロナとの闘い 

      前回、年末年始に新型コロナを抱えた中国人(特に武漢の方)が世界中を旅行し、すでに世界中に新型コロナの潜在感染者がいるはず、今は日本よりも感染者数は少ないけれど、中国人観光客が日本よりも多いフランスやアメリカの感染者が増えるかもと悪い予想を述べたのですが、残念ながら当たってしまいました。 
     
       3/16現在の主な欧米諸国の感染者数(死亡者数)は以下の通りで、感染の広がりに戦慄を覚えます。
       イタリア 24,747人(1,809人)
     スペイン   7,753人(288人)
     フランス   5,423人(127人)
       米国          3,486人(66人)
     日本     1,528人(31人)
     
       2週間前までは、アメリカの新型コロナ対策は万全で、流行はフェイクニュースと言い放ち、大統領選の大規模集会も平気で行っていたトランプさんが、自身の感染も取りざたされ(陰性だったみたいですが)、いきなり非常事態宣言し、東京2020の延期も口にするなど180度方針転換。
      ヨーロッパ各国からのアメリカへの渡航禁止まで突然決めてしまい、ダウ平均株価が一日2,400ドル下げる場面も(-_-)
     
      日経平均も先週20,000円を切ったかと思ったら、あっという間に一瞬ですが17,000円を切ってしまいました。
      年明け早々は24,000円を行ったり来たりだったのに。
     
     欧州各国でも、非常事態宣言が出され、商店等を閉鎖した国も多くなっています。
     
      集団感染防止のためには必要な措置でも、経済がストップしてしまえばその先の未来は..世界恐慌へまっしぐら(-_-;)
     
     いつか新型コロナ恐慌と呼ばれないよう何とかここで食い止めてほしい。
     まだまだ続く、新型コロナウィルスとの闘い。
     がんばれニッポン!   がんばれ人類!! 

    億り人の申告相談

     数年前まで、ビットコインなどの仮想通貨で億単位で儲けた「億り人」の方が話題になっていました。
     今年の確定申告期で、税理士会が主催する電話相談に従事した際、たまたま2人のその「億り人」から相談を受けました。
     「億り人」の人って本当にいらっしゃるのですね。Σ(・□・;)
     
     「億り人」一人目の相談は、ビットコインを別の仮想通貨に交換したとの相談。
     ビットコインを別の仮想通貨に交換した場合、その交換の時点で、損益を認識することになり、雑所得として課税対象とされ、納税額が3000万円ぐらいになる旨説明したところ、交換した別の仮想通貨が大暴落して、納税が出来ないとのことでした。
     昨年末にその仮想通貨を損切しておけば、雑所得の中で損益通算できて、税額が500万円ぐらいになっていたのに。
     今、その仮想通貨を売却したら、雑所得の赤字なので、他の所得とも損益通算が出来ないことになります。と説明したら、「やっぱりそうですよね」と一言。納税相談するよう助言することしかできませんでした。
     もう一人の方は、どうしても日本で課税されるのが嫌だったので、売らずにいたら、半分以下になってしまい「億り人」の座から滑り落ちてしまったとのこと。
     おまけに、海外でPCを大量に投入してマイニングするという業者にマイニングを依頼したものの、経費の方が多く、黒字化が明らかに見込めないため半年で断念したとか。
     業者に騙されたのではと思いますが。
     それでも、どうしても日本で課税されたくないので、出国したらどうなるか等と身勝手な相談でした。
     二人とも、若い声だったのですが、こんな人ばっかりで、日本の将来が心配になりますね。
     
       東京は開花だそうです。こんなに盛り上がらない開花宣言は記憶にありません。
     それでも何とか前を向いて生きていきましょう!
    (2020.3.16)
     
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