梅雨空の東京アラート、ブラックパワー

 　

  　先々週、東京アラートが出され、ドキッとしましたが、日曜日に解除され、レインボーブリッジが鮮やかな虹色に彩られました。もう紅のレインボーブリッジなんて見たくない(*_*)

  　テレワーク続きで運動不足の上に、蒸し暑さもあり、マスクをしたままの階段は息苦しいです。

 　 マスク外せる日、来ないかな。

　

 　さて、アメリカで起きた白人警察官による黒人のジョージフロイドさんへの暴行致死事件。

   首を膝で押さえつけられ意識が亡くなるまでの8分46秒のフロイドさんの姿がSNS上に投稿され世界中にアメリカの人種差別の現実が駆け巡りました。

　中国のテレビ局が嬉しそうにニュースにしてました。

　

 　こういう事件が起きるたびに思い出されるのが、1968年のメキシコ五輪の男子200ｍの表彰式。

 　金銅のメダリストの二人の黒人選手が、喜びではなく少し悲しげな表情で、表彰台に上り、黒い手袋をはめた拳を空に向かって突き上げました。ブラックパワー・サリュートという人種差別に抗議する行動でした。

　

  　その行動の背景も知らずに、何となくカッコいいと感じた当時小学生だった私は、クラスメートの前で、ちょっと視線を落としながら、片手を空に突き上げるポーズを決め、「ブラックパワー！」と小声で叫びました。全然受けなかったけど。(-_-)

 　

　五輪開催前の4月に平和的な黒人の公民権運動の指導者でノーベル平和賞を受賞したキング牧師が暗殺され、6月には人種間の融和を訴えていた民主党の大統領候補者ロバートケネディ上院議員が暗殺されるなど、人種差別を巡る悲劇が当時起きていたのですね。

 　　

 　あれから50年以上経過したのに、今回の新型コロナ禍で、あらわになったのが、長い間の人種差別の結果としての黒人や移民などマイノリティの貧困と感染拡大。

　そこに起きた今回の白人警官による黒人の暴行致死事件。

　沈静化していた導火線に火がついて怒りの大爆発が起きてしまいました。

   当初は、怒りに任せて、一部の者が略奪行為を行ってしまいましたが、現在は、「Black　lives　matter（黒人の命は重要）」というプラカードを手にした様々な人種の人達が参加する平和的なデモになっています。

 　その運動はヨーロッパやオーストラリア等にも広がり、日本でも、渋谷で先週1000人規模のデモが行われました。

　

 　デモの鎮圧に連邦軍を投入するとツイッターに投稿したトランプさん。相変わらずです。

 　こんな人を「シンゾウアベ」は本当にノーベル平和賞に推薦したのか？

 　いくら何でも、まさかね、ブラックジョークですよね、と思いたい。

 　デモ隊に軍を投入したら、新疆ウィグル自治区でウィグル人などの少数民族を弾圧している中国とあまり変わらなくなってしまうところでした。

 　シュプレヒコールで、ウイルスが拡散しないか少し心配ではありますが、世界各地に残る人種差別や民族差別の解決の糸口が見いだされ、東京オリンピックが平和の祭典として開催できることを切に願います。

 　

 　昨日の北朝鮮による南北共同連絡事務所の爆破、ロケットマンの妹も不気味です。また、インドと中国の軍事衝突も起きるなどアジアも落ち着きません。

 　そんな中、日経平均が1000円超の値上がりするなど、ジェットコースター相場。

　アフターコロナ、世界がどうなるのか全く見通せません．(-.-)

　

　 明るい話題。

 　プロ野球が今週19日（金）に、Ｊリーグも来月4日に開幕します。

 　大リーグはＭＬＢと選手会がもめている様子ですが、来月14日と言われています。もうすぐ大谷君の二刀流が見られます。

 　TVドラマの収録も再開したみたいで、いよいよ再放送のTVドラマではなく、新しいドラマが見られそう。桶狭間の戦いで休止している「麒麟が来る」の続きも見たいですね。

 　コンサート、演劇の解禁、国内旅行もできるみたい。夏に向け、少しずつ明るさが戻ってくるような予感です。(^^♪

　　(2020.6.16)