もうずいぶん前の話になってしまいましたが、東京2020が無事終わりましたね。 リアルタイムでメダル獲得の瞬間を見られるというスポーツ観戦大好き人間には、贅沢な17日間でした。
コロナ禍での開催について、いろいろな意見がありましたが、実施してよかったと私は思います。
世界中から選ばれたアスリートたちがたった一瞬の輝きのために、ひたむきにどんなに努力してきたか、勝負が決まった時の選手たちの表情がとても感動的。
日本の金メダルの数も 27個と過去最高。
パソコン2台を2画面にして、オリンピック中継を2つ同時で見ながら、大谷選手のエンジェルスを観ながらの記帳作業。
ながら作業が得意の私でもさすがに疲れました。大谷選手、オールスター明け、あまり打たないし(-_-)
個人的には、準決勝ドイツ戦で最終セット2-9から奇跡の大逆転を果たした卓球の混合ダブルスのミマ・準ペアの試合が、一番興奮しました。
閉会式の演出は???という感じでしたね。開会式同様、話も長かったし。何故、盆踊り?
市長が金メダルを噛んだり、ご意見番が女子ボクシングを馬鹿にしたりと、メダル獲得後も話題がつきません。
まぁ、大きな事件もなくめでたしめでたし。(^^)/
バトミントンの桃田選手など今回メダルに届かなかった選手には、パリを目指して頑張って欲しいです。おそらく完全復活の池江選手の活躍にも期待です。
ただ、オリンピック・パラリンピックが終わった後の最終収支がどうなってしまうのかいささか不安です。株価も3万円台を大きく割り込んでいますしね。
連日の感染爆発。
医療機関の逼迫。連日報道はされるものの、通勤ラッシュは相変わらずで、近所のお医者さんは逆に閑古鳥。
コロナ病床の逼迫は、何となく遠い国の出来事に感じてしまいます。でも、感染したら、大変なことになるという今回のデルタ株の怖さは十分感じます。ワクチン接種は済んだものの感染しないように気をつけねば。
4回目の緊急事態宣言。仏の顔も3度までですが、これが最後と我慢です。
若い世代にもワクチンがいきわたり、飲食店などが以前の活気を取り戻すことを祈ります。
個人事業廃業時の高級時計の消費税
国税局の税務相談室にいたということで、時々、同業の先生から質問を受けることがあります。
先月、寄せられた質問が「外交員報酬を個人事業として申告していた方が、ある企業に役員としてスカウトされ、個人事業を廃業することになったが、固定資産の中に、高級時計の未償却残高300万円が残っているが、どう処理したらよいのか?」という質問でした。
もともと、時計が必要経費になるのか?という根本的な問題はありますが、通常、法人成による廃業なら、個人が持っていた資産を簿価で会社が買い取ったりする形にして、その分個人で消費税の課税売上を計上することになると思います。
法人成ではなく廃業となると、個人が自家用で使用する固定資産については、自家消費と同じような考え方で、時価で、個人の消費税上の課税売上になると回答しました。
ただ、高級時計の中には、時価が上がっているヴィンテージ物があり、この個人事業主の時計もおそらく、そういう類のものかなと想像します。
もし、必要経費になるものなら、500万円で購入し、5年間で必要経費に落とし、簿価1円となってから、6年目に500万円で譲渡することにより、売るときは長期譲渡所得として、譲渡価格500万円から50万円の特別控除を控除した後の金額の2分の1が譲渡所得とされ、結局すごく節税になります。
実際、クラシックカーを利用したこういうスキームの申告書を見たことがあります。
もともと、クラシックカーやヴィンテージの時計などは、宝石と同じで減価償却になじまないという考え方(美術品等についての減価償却の判定)もあり、税務署に否認される可能性が高い気がします。関与先には、自信をもってはお勧めできない節税策ですね。
(2021.8.25)