田口伸五税理士事務所
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  •  窮鼠猫を噛む 

     

     前回、カーリングになぞらえて、プーチンさんの最後の一投はどうなるのか?

     などと述べたのですが224日に投げた最後の一投は、最悪のウクライナ侵攻でした。

     21世紀にこんな戦争が起きるわけはないと楽観的に考えていました。

     核兵器の使用をちらつかせ、欧米も核戦争になるのが怖くて、戦争への直接関与は、難しい情勢。

     戦略核だと日本は4発、アメリカは10発で滅亡すると言われていますが、プーチンさんが核のボタンを押したらどうなるのか、考えただけで恐怖です。

     戦術核は、実際に戦場で使える兵器として開発された兵器ですが、広島・長崎の原爆程度の威力があるということで、膠着状態の首都キエフに対して、使用するのではと心配です。

     それにしても、当初数日で陥落すると言われていた首都キエフが、ロシア軍の侵攻を止め、1か月以上持ちこたえています。

     国民を鼓舞するゼレンスキー大統領、ウクライナを守るためわざわざ他国からウクライナに帰国する男達。

     国内に残る夫と別れる妻子の様子等、国を守るという明確な意思を示す人々に胸が熱くなります。

     同じようなことが、日本で起きたらどうなるか。

     あっさり政権を投げ出す政治家ばかりではないと信じたい。

     

     ウクライナ東部のマリウポリ

     近代的な美しい街並みで、それでもどこかのどかな雰囲気だった都市が、今や焦土に。たった1か月の間で。

     

     第2次大戦中に、日本に投下された2つの原爆、各地で行われた焼夷弾による民間人を狙った虐殺など、現在では、国際法違反に当たると言われますが、戦争犯罪人を裁くのは戦勝国。

     プーチンさんを裁くことは結局できないのかなぁ。

     

     追い詰められたプーチンさんが、「窮鼠、猫をかむ」ならぬ「旧ソ、NATOを噛む」ということだけは起きてほしくないですね。

     

      充実過ぎるコロナ支援金

     確定申告期間中の2日間、顧問先以外の税務相談に従事したのですが、驚かされたのは、飲食店に対する東京都のコロナ関係の支援金の充実ぶりでした。

     都の方針に従って、時短営業や休業した飲食店に都から支援金が支給されていることは承知していましたが、驚いたのはその額。

     2日間で6人の飲食店経営者と面接したのですが、その全員が1200万円程度の支援金を受け取っていて、家賃10万円程度の方や自宅兼店舗の方はみんな青色専従者給与を引く前の所得(専門用語だと特前所得)1,000万円を超えていました。

     コロナ前の売上が800万円程度の70代のスナック経営者(女性)にも1200万円が支給されており、その充実ぶり?は衝撃でした。

     そのスナックのママの話では、コロナ前の申告では売上800万円で所得が特前200万円程度で税金は毎年5万円程度だったとのこと。

     スナックの客の中には1200万円に課税されるのが嫌だからと、高級車を購入した人もいるとのことでした。

     コロナ関連のこういうバラマキで、都の財政が破綻しないことを願うばかりです。

     それでも、やっぱり何もせずにこういう高額な支援金が受け取れてしまう制度というのは問題だと思います。

     

     政府の年金受給者に対する5000円の給付。論外です。

     

     朝ドラ「カムカムエブリバディ」いよいよ、来週で終わりますが、最後まで安子が誰なのか謎のままで、どんな大団円となるのか非常に楽しみです。

     森山良子さん演じるアニーヒラカワは、安子ではないと思うのですが、答え合わせは来週ですね。

     私の中では、1位「カムカム」2位「あさきた」3位「チリトテ」となっています。

      桜が満開!!

     いよいよ、明後日から新年度。何とか平和が早く訪れますますように。

      (2022.3.30)

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